生薬

薬膳とは

薬膳とは

中医学(中国伝統医学)では漢方を使う治療法で、病気の原因をつきとめる根本治療により自己治癒力を高めて病気にならない体質を作っていきます。

これに対し西洋医学では、病気があれば、悪い部分を薬や手術などで取り除いて治す「対症療法」です。

なんとなく頭が痛い、肩がこっている、目が疲れやすい、肌荒れがひどい、最近なんとなく体調がすぐれない・・・

このような病気ではないけれど身体が不調の状態を「未病」といいますが、そのような状態を放置すれば病気へと進行してしまいます。

東洋医学ではそのような状態を漢方で、体内の崩れたバランスを整えて、免疫力を高め病気を予防・改善していきます。

薬膳は中医学の考え方を食材で表しています。

医食同源」という言葉は聞いたことがある方も多いかと思います。

薬と食べ物は同じような特性や治療効果があると考えられています。薬膳はそれらを毎日の食事から無理なくとれるように工夫されたものです。

身体の体調や目的に合わせた調理法や食材の組合せで、体のバランスを整えていきます。

クコの実

 

陰と陽のバランスが大事

中医学の考え方に、自然界のすべての物事には総対立する性質があるとされています。

天と地、昼と夜、動と静、外と内、男と女、温熱と寒冷・・・

このようにお互いが関連しあって対立する関係を陰陽」と表します。

陰陽

人の身体のも陰陽はあてはめられていて、陰も陽も平らでバランスが取れている状態が好ましく、このバランスが崩れたときに体調を崩すと考えられています。

体内の陽が陰より増えれば熱が出ますし、陽が陰より少なければ寒さを感じるというわけです。

陰陽のバランスの崩れは薬膳で補います。

「陽」の不足には「陽」を補う食べ物を、「陰」の不足には「陰」を補う食べ物を用いて食事を作り陰陽のバランスを整えます。

気・血・水の関わり

中医学では「気・血・水」の3つが体内を循環することによって体の働きを維持していると考えられています。

  • 」とは・・・体を巡っている生命エネルギー。活力の素となり血液や水分を巡らせ、新陳代謝を高めます。
  • 」とは・・・体の様々な細胞に栄養・酸素を運び、それぞれの機能が潤滑に働くようにしている血液のことです。
  • 」とは・・・リンパ液や汗、唾液など、血液以外の体液で「津液」とも言います。血とともに体を潤す役目も担います。

気・血・水の関わり

気が不足した時の症状

  • 気が不足した状態の「気虚」の症状

 息切れ、だるい、疲れやすい、食欲がない、停滞感、脱力感など

  • 気が巡らない「気滞」の症状

 イライラしやすい、怒りっぽい、体が重く感じる、のどに何かつかえた感じがする

血が不足した時の症状

  • 血が不足する「血虚」の症状

 目がかすむ、こむら返りを起こしやすい、立ちくらみ、肌にツヤや潤いがない

  • 血の巡りが悪くなる「血瘀」の症状

 唇や皮膚が青紫色になる、舌に青紫~黒紫の斑点、頭痛、月経痛、周期の異常

水が不足した時の症状

  • 代謝が悪い「水毒」の症状

 梅雨時や雨の日に体調を崩しやすい、顔や手足がむくみやすい、体が重くだるい、

 舌に白い苔がべったりとついている、 胃腸がむかむかしやすい、

 空腹感がない、乗り物酔いしやすいなど

 

四季の食材で健康に

中医学では、人と自然はもともと統一されたものであるという考えがあります。

人も自然界の一員です。自然に逆らわず生きていれば健康でいられるという考えです。

夏は暑くて汗をたくさんかくので旬のスイカやトマト、キュウリなど熱を奪う食材で涼しくさせて水分を取り

春は環境や季節の変わり目に不安になったり花粉症もあるので、「養陰補肝」といい肝機能を補う食材を取るとよいとされていて、

秋は寒い冬に備えて肺を潤す食材や、肺やのど、咳に良い食材を取り

冬は寒くて代謝が落ちるので、体を温め血液の巡りをよくする食材を取る。

旬の食材を積極的に取り入れて、毎日の食事を楽しめれば大地からのパワーをもらえ

体調も良く生活できるようになります。

まとめ

季節や体調にあわせた薬膳は特別な生薬を使ったりするので、実際に自宅で取り入れるのに

少しハードルが高いと感じる方もいると思います。

私も実際、薬膳の勉強をして薬膳マイスターを取った後もなかなか生活に取り込むのは

難しかったです。

そこで、手軽に自宅でも楽しめるようにスーパーなどで手に入る食材を使い、

手軽なお茶から始めました。

簡単なものなら私でも出来た!というメニューをブログでご紹介していきます。

どのような症状に効くのかも見ながら料理を作って楽しんでいただければ幸いです°˖✧✧˖°